車盗難ツールのゲームボーイとは?対策方法と狙われる車種は?

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車の盗難として「リレーアタック」「CANインベーダー」の方法が有名でしたが、それを上回る「ゲームボーイ」という盗難ツールがでてきています。

ゲームボーイはリレーアタック・CANインベーダーと何が違うのか。

狙われる車種と対策を調べてみました。

目次

リレーアタック・CANインベーダーとは

車盗難

車の盗難方法として有名なリレーアタック・CANインベーダーについて説明します。

リレーアタック

リレーアタックは車のスマートキーから発せられる微弱な電波を利用し鍵を開錠させるものです。

スマートキーと車の間に電波中継器の機械を持った人が入り、スマートキー → 電波中継器を持った人(距離によっては1~3人) → 車までスマーキーの電波を届けるものです。

電波が届くと開錠・エンジン始動として盗難になります。

メーカー対策も進んでおり、最新車はスマートキーの電波を拾えなくくらい微弱にするなど現在は対策されているようになっています。

また、簡易な防止策としてスマートキーを缶などに入れ電波を発せないようにすることで対策できます。

CANインベーダー

CANインベーダーは特別な機会をエンジンルーム内に接続することで開錠・エンジン始動するものです。

テレビで盗難現場の左前バンパーで何か手を入れていたりするのはこれにあたります。

どちらの方法にせよ強制的に機械で開錠・エンジン始動をおこなうものです。

トヨタではCANインベーダーに対応した純正のセキュリティシステムを工賃込みで3万円程度でおこなっています。

社外の高度なセキュリティシステムと比較すると安価と思います。

2024年に登場した盗難ツール「ゲームボーイ」とは

車盗難

今年登場したといわれるゲームボーイは、その形が任天堂のゲームボーイに似ているところからきています。

盗難方法は「車自体」から発せられる(スマーキーから発せられる電波ではなく)電波を受信して解析し、スマートキーの複製(スペアキー)をゲームボーイ内に作ってしまうというものです。

たとえばロックされたドアを開けようとして電波を発せさせ、その電波を受信し解析します。

そのため、車のスマートキーは必要なく車本体の周辺で解析作業します(数分~40分くらい車種によってかわり、解析は50m離れていても可能という)。

鍵の複製後は開錠・エンジン始動がおこなえ車を傷つけないといわれています。

しかもスマートキーの複製は1台のゲームボーイに20台分くらいできるよう。

非常に怖いツールです。

ゲームボーイの価格

ゲームボーイは性能によって価格差があり、160~500万程度だそうです。

最新年式の車種に対応できるものほど高いです。

特に、500万円近いゲームボーイは2024年モデルの車でも対応できるようです。

狙われている車と被害実態

車盗難

ゲームボーイは調べた限りトヨタ・レクサスの車が狙われており一覧は以下のとおりです。

狙われている車種一覧

トヨタ車レクサス車          
1. プリウス1. NX
2. クラウン2. RZ
3. MIRAI3. RX
4. ハリアー
5. RAV4
6. bZ4X
7. アルファード/ヴェルファイア
8. ランドクルーザー300
 

被害実態について

やはりニュースをみると高級車の盗難が多いようです。

最近は自宅前の駐車場に停めておいても、家人が気づかずに車をもっていかれたこともあります。

車種としてはランクル、アルファードが多かったです。

盗難対応について

車盗難

最新のゲームボーイでは盗難されないための完璧な方法ないといわれています。

それでも、社外セキュリティをいれることにより電波対策することで盗難防止になるといわれています。

  • ゴルゴ
  • パンテーラ
  • クリフォード
  • オーサーアラーム

などが有名です。

難点は費用。

30万以上は必要です。

また精度の調整があるため、正規販売店で取り付けを行わないと効果がありません。

まとめ

今回は盗難ツールの現状について書きました。

盗難されても保険がおりるにはかなりの調査が必要です。

そして自衛としての対策も必要です。

十分に注意して車を管理していきたいですね。

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