「Apple からの領収書です」
こんな件名のメールが届きました。
「はて？昨日なにかAppleで買ったかな？」
と思ったのですが記憶がありません。
サブスクリプション？
いえいえ、過去にはありますが今はAppleでのサブスクはやっておらず一括払いの延長保証程度です。
これ、ひょっとしたら詐欺メール？
確認してみました。
Appleから届いたメール
Appleから届いたメールはこれです。
タイトル「Apple からの領収書です」
この通知は、お客様のAppleCare+ 盗難紛失の月額料金のお支払いを確認するものです。
上記のApple製品において保証が有効になっています。
次回の請求日に、上記AppleCare+の定期月額料金がお支払い方法に請求されます。
お客様の保証は、次回の契約更新日に自動的に更新されます。保証が自動的に更新されないようにするには、AppleCare+
盗難紛失プランの利用規約を参照してください。
AppleCare+
盗難紛失プランの利用規約に記載されている通り、保証のキャンセルはいつでも直ちにできます。または次の請求日の前にすることもできます。
いつでも「デバイスの保証状況の確認」にアクセスしてオンラインで保証内容を確認できます。重要なお知らせ：AppleCare+
盗難紛失プランでは、デバイスの紛失または盗難時、および請求プロセス全体を通じて、デバイスの「探す」を有効にしておく必要があります。「設定」＞「Apple
ID」＞「探す」に移動して、有効になっていることを確認してください。
サブスクリプションおよび購入に関してご不明な点がある場合
アカウント情報を見る: https://s.id/account-Apple-●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●サブスクリプション更新のメール受信を停止するには、アカウント設定にアクセスしてください。
届いたメールより引用（リンクアドレスは一部削除）
TMと2024 iTunes株式会社 〒106-6140 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ
All rights reserved
プライバシーポリシー
販売条件
さて、このメール文章のみですがパッとみると「本物？」と思ってしまいますが検証してみます。
Appleから届いたメールを検証
最初にメールアドレスから検証します。
過去に届いたメールから差出人が”Apple”、件名が”Appleからの領収書”を検索します。
全部で55件でてきました。
一番上のメールが今回の怪しいメールです。
違和感なく溶け込んでますね。
さて、ここで差出人のメールアドレスを確認してみます。
メール一覧からカーソルをあわせてみます。
【今回届いた怪しいメール】
【過去に届いたAppleのメール】
全然違いますね。
過去のAppleからの領収書メールはすべて「no_reply@email.apple.com」からのアドレスです。
この段階で詐欺メール確定ですね。
メールの中にあるリンクは、間違ってもクリックしてはいけません。
詐欺メールを文面から見破る
非常によくできているメールですが、よく見るとおかしいところもあります。
- 文面の中の「上記のApple製品」→製品名がないんですけど？
- 「AppleCare＋」の文字の周辺に変に改行がある
- リンク表示のドメイン名が変
- 「TMと2024 iTunes株式会社」の表示→TM？iTunes株式会社?
落ち着いてみるとおかしいところが多々ありました。
このように「Appleからメール？」とすぐ見るのではなく「ひょっとして詐欺？」と思ったくらいがよいのかもしれません。
他にも気をつけるべきメールの会社
その他にも
- 通販会社
- 銀行
- 宅配便会社など
有名な会社ほど詐欺のメールは届きやすいです。
自分が契約していない会社であれば「これは詐欺」とわかりますが、最近はパッと見ではわからず画像も巧妙です。
文章の違和感、アドレス元などで確認しましょう。
まとめ
今回はApple からの領収書です?詐欺メールに注意と確認方法について書きました。
セキュリティソフトが入っているからと安心するのではなく、最後は目視で確認することが必要なくらい巧妙になっています。
Appleからの領収書メールはすべて「no_reply@email.apple.com」からのアドレスです。
十分に注意しましょう。
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